ショートステイの夜間に看護師はいない?単発と本業、両方で夜勤に入った看護師の体験談

単発派遣体験談

この記事で分かること

  • ショートステイの夜間に看護師がいるのかどうか(私が働いた職場の場合)
  • 単発派遣でショートステイの夜勤に入ったときの仕事内容
  • 特養の単発でも、ショートステイの利用者を見ることがあるということ
  • 本業のショートステイで働いて分かった、日勤の仕事内容と夜勤の転倒リスクの現実

ショートステイの夜間、看護師はいないことも多い

結論から言うと、私が本業で働いていたショートステイでは、夜勤は基本的に介護士さんの仕事で、看護師は夜勤に入らない職場でした。

ショートステイの人員基準では、介護職員と看護職員を合わせて利用者3人につき1人以上、という決まり方になっています。看護師だけの夜間配置が決まっているわけではないので、夜は介護士さんだけという施設も珍しくありません。

ただ、施設によって体制はさまざまです。私自身、単発派遣でショートステイの夜勤に入ったこともありますし、本業でも事情があって夜勤に入ることになりました。

この記事では、単発と本業の両方でショートステイの夜勤を経験した私の体験をお話しします。

初めてのショートステイは単発派遣の夜勤だった

私が初めてショートステイで働いたのは、かなり前の単発派遣の夜勤でした。

勤務時間は21時から7時くらいまで。いつもの夜勤より短めで、単発のバイト感覚で入りやすい時間帯でした。

私の担当は3階で、利用者さんは7人いないくらい。2階には10人くらいの利用者さんがいました。

夜勤の仕事は、看護よりも介護が中心でした。夜間のおむつ交換や、離床センサーが鳴ったときの対応など、転倒させないように見守ることがメインです。

 

朝は、利用者さんを車いすに移乗してモーニングケアをし、朝食のために2階へ連れて降ります。これが一番大きな仕事でした。それ以外の業務は、遅出や早出の職員さんがしてくれたので助かりました。

看護師として呼ばれたのに、中身はほぼ介護の夜勤。単発派遣ではよくあることですが、ショートステイの夜勤もそのパターンでした。

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特養の単発でも、ショートステイの利用者がいた

別の単発派遣で特養に行ったときにも、ショートステイで入ってきている利用者さんがいました。特養の中にショートステイを併設していて、入所している方と同じように過ごしている形です。

定期的に利用している方も多く、職員さんにとっては「いつもの人」という感じでした。

看護師の仕事としては、ほかの入所者さんと特に変わりはありません。いつも通りに見ていけば大丈夫です。

ひとつだけ気をつけていたのが、自宅に帰るときの忘れ物です。ただ、たいていはすぐにまた利用されるので、薬以外の忘れ物をわざわざ届けることはほとんどありませんでした。

それに、ショートステイの利用者さんは同じ施設のデイケアなども利用していることが多いです。簡単な忘れ物なら、デイケアの利用日に届ければ済みました。

単発で特養に行くと、知らないうちにショートステイの利用者さんを担当していることもあります。とはいえ、身構える必要はありません。

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数年後、本業でショートステイの部署へ

単発の夜勤から何年もたって、今度は本業でショートステイの部署で働くことになりました。期間は約1年です。

看護師は基本的に日勤です。主な仕事は、薬の確認と配薬、処置、バイタル測定でした。

時間があれば、レクリエーションや機能訓練も担当していました。特に機能訓練は「必ずしてほしい」と言われていました。家で転倒する利用者さんが多かったからです。体操や散歩、筋力トレーニングなど、リハビリの代わりになるようなことを、日々の業務の合間に取り入れていました。

病院の看護とはかなり違う、生活に寄り添う仕事です。

職場では「正看護師がいると加算の面でいい」と言われていて、ショートステイの部署には基本的に正看護師が配属されることになっていました。ほかにも希望していた看護師はいましたが、准看護師だったため、配属にはならなかったそうです。

私自身、准看護師として長く働いてきたので、複雑な気持ちになりました。仕事の中身は准看護師でも変わらないのに、と思う一方で、45歳で正看護師の資格を取ってよかったと思った出来事でもあります。

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本業の夜勤は、利用者10人弱で1万歩超え。単発とはまったく違った

そんな日勤中心の職場でしたが、介護士さんが足りなかったことと、夜勤に入らないと給料が少なくなってしまうことから、私も夜勤に入ることになりました。

これが、単発のときとはまったく違いました。

利用者さんは転倒リスクがとても高い方ばかり。センサーコールやナースコールが鳴ったら、原始人のように走ってそこへ向かう。朝までずっと、その繰り返しです。

今は、見守りカメラや、ベッドの上での動きが分かるモニターを入れている施設も増えています。でも、この職場にはそういった機器が一切ありませんでした。

頼りになるのは、センサーとコールの音だけ。音が鳴ったら、とにかくその部屋へ走るしかありません。今の時代に合わない働き方だなと、何度も思いました。

1回の夜勤で歩く歩数は、軽く1万歩を超えていました。特養の夜勤も歩数は多いですが、こちらは利用者さんが10人弱。この人数でこれだけ歩くのは、かなり多いほうだと思います。

これだけ歩くと、足がパンパンになります。着圧ソックスをはかないと足が痛くて、この職場の夜勤では絶対にはいていました。

同時にコールが鳴ったときは、体ひとつではとても足りません。それでも、転倒は起きてしまいます。正直、本当にきつい夜勤でした。

ショートステイを利用する方の中には、「家で転びそうで危ないから」と、家族が心配して預ける方も多いです。その気持ちはよく分かります。ただ、施設に来れば転ばない、というわけではありません。夜間は限られた人数で見ているので、防ぎきれないこともあるのが現実です。

唯一の救いは、利用者さんが5人ほどの日もあったことでした。

施設の経営としては、利用者を増やしたほうがいいのは分かります。でも、転倒リスクの高い方が増えれば、そのぶん職員の負担も、転倒や骨折の危険も増えてしまいます。現場の安全と経営のバランスは、本当に難しいと感じました。

単発と本業、両方経験して分かったこと

同じショートステイの夜勤でも、単発で入った夜と本業の夜では、まったく別物でした。

単発のときは、勤務時間も短く、担当人数も少なめで、遅出や早出の職員さんにも助けてもらえました。一方、本業では転倒リスクの高い利用者さんを朝まで見続ける、体力勝負の夜勤でした。

日勤では転倒を防ぐために機能訓練をしていても、夜間は少ない人数で見守るしかありません。ショートステイの夜勤の大変さは、施設の体制と、その日の利用者さん次第だと実感しました。

ショートステイや特養併設のショートに単発で行くなら

  • 夜間は看護師がいない施設もあるので、勤務前に夜勤者の体制を確認しておく
  • 夜勤は介護中心のことが多いと思っておく
  • 見守りカメラやモニターがある施設かどうかで、夜勤の大変さはかなり変わる
  • センサーやコールの対応で走り回ることもあるので、動きやすい靴と着圧ソックスで行く
  • ショートステイの利用者さんも、看護の仕事はほかの入所者さんと基本的に同じ
  • 退所の日は忘れ物、特に薬の持ち帰りに気をつける
看護師の靴はかかとが踏めるタイプが便利。夜勤のコールも施設の履き替えもすぐ動けた
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持ち物については、こちらの記事でまとめています。

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まとめ

ショートステイの夜間に看護師がいるかどうかは、施設によって違います。私の職場では基本的にいませんでしたが、単発でも本業でも、ショートステイの夜勤に入る機会はありました。

単発の夜勤は短めで入りやすい一方、転倒リスクの高い利用者さんが多い施設では、1万歩を超えて走り回る夜になることもあります。ショートステイの単発に行く前の参考になればうれしいです。

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