訪問看護 一対一の難しさを体験してみた話

看護師お仕事日記
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訪問看護のバイトをやってみた話

障がい者グループホームをまわる、単発ナースの記録

知り合いの看護師さんが辞めることになり、「加算が取れなくなるから、来れる範囲でいいから来てほしい」と頼まれて始めたのが、この訪問看護バイトでした。
時給1800円、週1回、1回に2〜3件を回って半日3〜4時間、1件あたり30分〜1時間程度。障がい者グループホームを中心に回る訪問看護でした。

結論から言うと、体力的にはそこまでハードではないけれど、一対一で関わる為顔なじみになるまでは、拒否的な利用者さんもおられました。最初はぎこちなかった利用者さんとの関係も、通ううちに少しずつ距離が縮まっていく感覚があり、バイトながらもやりがいを感じる場面が多くありました。

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そもそも訪問看護とは

ちょっと予備知識

訪問看護は、看護師が利用者さんの自宅やグループホームなどを訪問し、健康状態のチェックや医療処置、生活面のケアを行うお仕事です。最近は病院から在宅へという国の方針もあって需要が伸びており、未経験からでも挑戦しやすいと紹介されることが多いジャンルです。

よく言われるメリットとして、病棟のようにマルチタスクで動き回る必要が少なく、残業も比較的少ない事業所が多いという点があります。一方で「訪問先は基本的に一人」というイメージから不安を感じる人も多いようですが、実際には研修期間中は先輩に同行してもらえたり、困ったときは事務所に電話で相談できたりと、思ったより孤立しない仕組みが整っている事業所もあります。

私が入ったところもまさにそのパターンで、最初の2回は先輩と二人で同行訪問、3回目からは一人で訪問という流れでした。

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実際の様子

当日はまず訪問看護の事務所に出勤し、タブレットで出勤・退勤を打刻します。そこから車で利用者さんのところへ向かうのですが、車は自家用車と社用車をその日によって使い分けていました。目的地が遠かったり、駐車場が狭い・危険な場所だったりする場合は社用車を使う、という感じです。実際、駐車場がなくて少し歩いた場所に停めることもありましたし、狭くて停めにくい場所も少なくありませんでした。

訪問先はグループホームが中心で、世話人さんが入っているぶん部屋は比較的きれいでしたが、個人宅の中にはかなり片付いていないお宅もありました。

利用者さんは障がいのある方が多く、最初は顔なじみになるまで少しぎこちない空気もありました。ただ、すぐに受け入れてくれる方も多かったです。発語が意味不明なことも多いのですが、言葉よりも雰囲気でコミュニケーションを取るような感覚でやり取りしていました。中には興奮して大声を出し、訪問を拒否される方もいて、そういう場合は無理に部屋に入らず、隣の部屋や廊下から声をかけながら様子を観察する、という対応を取っていました。

入浴介助が必要な方もいて、ほぼ見守り程度で済む方もいれば、全介助が必要な方もいました。全介助の方の担当のときはかなり汗をかくので、その日だけは介助用のTシャツとズボンを持参し、出勤時に着替えていました。だいたい午前中の予定に入ることが多かったです。それ以外にも、車でドライブに付き添う方や、散歩に付き添う方もいて、訪問看護といっても内容は人それぞれでした。

たまたま入った会社が比較的ゆっくり仕事ができるところだったので、職員同士が事務所で顔を合わせたときに、情報交換やちょっとしたカンファレンスができていたのも助かった点です。

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困ったこと

拒否や興奮のある利用者さんへの対応は、慣れるまで加減が難しく、どこまで距離を詰めていいのか毎回様子を見ながら判断する必要がありました。個人宅の衛生状態にもばらつきがあり、環境面での戸惑いもありました。

あと困ったのはやはり駐車場問題です。狭かったり、そもそも駐車スペースがなくて離れた場所に停めて歩いたりすることもあり、時間的にも地味に負担でした。自家用車を使用することも、事故したら困ると不安もありましたが、なるべく社用車を使用するようにしたのと、会社が保険に入ってくれているとのことでした。

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訪問看護のやりがい

大変さもありましたが、それ以上に「自由に一人で動ける」という点は大きな魅力でした。訪問の合間の空き時間にちょっと買い物に行けたりと、病棟勤務にはない自由度があります。

何より、最初はぎこちなかった利用者さんが少しずつ心を開いてくれる瞬間や、言葉にならない発語の中から相手の気持ちを汲み取れたときの手応えは、このバイトならではのやりがいだと感じました。

ひとことメモ
加算のためのピンチヒッターとして入った現場でしたが、想像していた以上に得るものが多い経験でした。貴重な経験になったことは確かです‼

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