ケアマネジャー(介護支援専門員)
になるには?
資格の取り方と、働いてみて分かったこと
介護の現場で長く働いていると、「ケアマネジャーの資格を取ってみようかな」と考える方は多いと思います。私自身、看護師として病院から老健に異動したことがきっかけでした。異動先の老健でケアマネジャーが不足していると聞き、それならとチャレンジしてみることにしたのです。この記事では、ケアマネジャーになるための資格取得の流れと、実際にやってみて感じたリアルな部分の両方をお伝えします。
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ケアマネジャーになるための4ステップ
ケアマネジャー(介護支援専門員)になるには、次の4つのステップが必要です。
① 受験資格を満たす:法定資格による実務経験、または相談援助業務の実務経験を積む
② 介護支援専門員実務研修受講試験に合格する:毎年秋ごろに各都道府県で実施される試験に合格する
③ 実務研修を修了する:試験合格後、定められた日数の実務研修を受ける
④ 都道府県の名簿に登録する:登録が完了すると「介護支援専門員証」が交付され、正式にケアマネジャーとして働けるようになる
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受験資格について
ケアマネジャー試験を受けるには、次のいずれかの条件を満たす必要があります。
✓ 法定資格を持ち、実務経験が5年以上・900日以上ある人:医師・看護師・准看護師・介護福祉士・社会福祉士など、保健・医療・福祉に関する国家資格を持ち、その資格に基づく業務に従事した経験が5年以上、かつ900日以上ある方
✓ 相談援助業務の実務経験が5年以上・900日以上ある人:生活相談員などとして相談援助業務に従事した経験が5年以上、かつ900日以上ある方
複数の該当資格を持っている場合は、それぞれの実務経験を合算できます。私の場合は看護師としての実務経験がベースになりました。
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私が資格を取るまで ― 1回目は不合格でした
正直に言うと、私は1回目の試験で落ちています。「なんとかなるかな」と思っていて、あまり勉強していなかったのもありますが、思った以上に難しい試験でした。
ケアマネジャー試験は、1問につき選択肢が5つあり、その中から正解を2つまたは3つ選ぶ形式です。この形式に初めて挑んだのですが、2つまでは正解できても、3つとも正解するのがとても難しいと感じました。
分野別に見ると、「保健医療福祉サービス分野」は看護師として働いてきた経験があったので、なんとか分かることが多かったです。一方で「介護支援分野」は法律的な内容が中心で、こちらはかなり苦戦しました。
2回目は、試験の半年前から本腰を入れて勉強を始めました。使った教材はユーキャンです。仕事が終わったあと、毎日家で教材に取り組み、ついている問題を何度も解いて自分のレベルアップにつなげました。同じ職場の相談員の若い子は、試験前の2カ月ほどの勉強で合格していて、「そんな簡単に取れるものなの?」と驚いたのを覚えています。
2回目の試験当日はとても緊張しました。でも家に帰って自己採点をしたとき、「合格したかもしれない」と思えました。結果は合格。「やればできる」と実感した瞬間でした。
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資格を取ったあと、実際にどうだったか
私の場合
合格したあと、看護師業務との兼務でケアマネジャーの仕事を始めることになりました。手当は1万円弱ついていたと思います。ただ、職場にケアマネジャー専任の人がおらず、みんな兼務で忙しくしていたため、しっかり教えてもらえないまま仕事が始まってしまい、結局1カ月で看護師業務に戻ることになりました。
それでも、また機会があればケアマネジャーの仕事をしてみたいと思っています。せっかく資格を取ったのだから、という気持ちもあります。やはり勉強を続けるしかないのかなと思っています。
これから目指す方へ、看護師の資格を持っている方は比較的取得しやすいと思います。試験の一分野は医療的な内容の問題が多く、看護師としての経験がそのまま活きるからです。もう一つの「介護支援分野」を重点的に勉強すれば、十分合格を狙えます。
ただ、ケアマネジャーだけの給料は、看護師の給料より下がってしまうので、そこは少し考えどころです。私自身は、看護師業務を少し減らしてもらいながら兼務でケアマネジャーをするのが、一番現実的なやり方かもしれないと感じています。
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こんな人にケアマネジャーは向いている
✓ 現場のケアだけでなく、ケアプラン作成や多職種との調整といった仕事に興味がある人
✓ 専任でケアマネジャー業務に専念できる環境で働ける人
✓ 給与よりも、利用者さんやご家族に寄り添う調整役としてのやりがいを重視したい人
逆に、他の業務と兼務しながら、かつ収入を維持・向上させたい場合は、事前に職場の体制(専任かどうか、教えてくれる先輩がいるかどうか)をよく確認しておくことをおすすめします。私のように、専任者がいない職場でいきなり兼務スタートすると、余裕がなく続けにくくなってしまうことがあります。
おわりに
資格を取ること自体は、目指す価値のある大きな一歩です。ただ、資格を取った後にどう働くか、どんな体制の職場を選ぶかで、続けやすさは大きく変わります。私自身の1カ月の経験も、決して無駄だったとは思っていません。看護師としてのキャリアに、ケアマネジャーとしての視点が加わったことは、今でも役に立っています。またいつか、看護業務を少し減らしてもらいながら、ケアマネジャーとしての仕事にも再チャレンジしてみたいと思っています。これからケアマネジャーを目指す方の参考になれば嬉しいです。
※受験資格や試験内容は制度改正で変わることがあります。最新情報は、お住まいの都道府県の介護支援専門員担当課や実施団体の発表を必ず確認してください。


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